シロ物語

パレット

2008年10月17日 21:37



最近はウチの家ネコっぽくなったシロ
そんなシロの物語です

9年前のある日、さすらいの猫「ミー」が、隣のお家に通りすがりました。きれいなサバ猫です。
どこかで飼われていたらしく、人懐っこい「ミー」。お隣さんで餌を頂く身分になりました。
そのうち周辺をさすらいだし、私の家にもやってきます。人懐っこい「ミー」当然ウチでもおやつ程度頂く身分になりました。
そのうち、近所の子供たちの人気者になり、だっこされたり、一緒にひなたぼっこをしたり…人気絶頂です。
すると、一ヶ月しないうちに、なんとご出産
かわいい子猫が5匹産まれました

産まれた5匹の子猫…どうやらお父さんは毛の長い外人さん系!?
アメリカンショートヘアーのように、身体全体にきれいなグレーと黒の縞模様のある子猫2匹。
お母さんに似たきれいなサバ猫が1匹。真っ黒で魔女の宅急便に出てくる「ジジ」そっくりな子猫が1匹。
白い地にグレーのブチがホルスタインのように入っている子猫が1匹でした。


お乳をくれている「ミー」

近所の人気者「ミー」の子供です。子供たち、近所中の人で嫁入り先、婿入り先を探しました。
おかげさまで器量良しの子猫たち、学校の先生、近所のお姉さん…つぎつぎもらわれていきました。
しかし、5匹の中でイチバンのぶちゃいく猫、白地にホルスタイン柄のオス猫だけ、貰い手がありませんでした。
それで、なんとなくウチで飼われる事になりました。
命名「うし」

すくすくと育ちました。「うし」


そしてある日のこと、うしが「えさくれ~」とやってきました。
えさをやると食べずにある方向を見ています。
その視線の先には毛が抜けて、地肌がところどころ見えている子猫。
うしはその子猫がえさを食べ終わってから、自分がえさを食べ始めました。
猫にも父性本能があるのでしょうか?その子猫が「シロ」です。
これ以上猫が増えたらどうしよう…と思いましたが、うしのあまりの健気さに2匹の面倒をみていました。
でも「シロ」は警戒心が強く、なかなか人間には慣れません。
でも「うし」と一緒にいるともう、うれしそう。2匹でまるまって眠り、「シロ」は「うし」の毛づくろいをしています。
「シロ」はメスでした

「このままではまた猫が…」ということになり、人に慣れない「シロ」をやっとこさ動物病院に連れて行き、無事手術成功。(ちなみに「ミー」もお隣さんが動物病院で手術。)

しかし、そんな「うし」と「シロ」の日々にも終わりが…。
「うし」はどこかへさすらって行ってしまいました
以後、行方不明

そんなことで、今はウチで暮らしているシロのお話でした
長々と書いてしまいました





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